相州戦神館學園 八命陣 体験版レビュー ~ その参
戦神館學園の体験版その弐やったぜー、そんなあなたにお送りしたいゆな日記。
そんな訳で第三回ですが、今回は二話の感想ではなく、六勢力のまとめみたいな感じになってます。
愛と友情と
ゲスと
イケメンと
おっぱい
な第三話が出てしまったので、感想書くモチベーションがどっかいってしまったんですよね(
気が向けばそのうち書くと思いますので、気長にお待ちください。
◆まえがき
ということで、夢界六勢力と戦真館についてのまとめです。
各項の見出しは
勢力名 - 首領の名前 - ビラに書かれてた単語
のようになっています。
また各項の能力チャート的なのは正田卿がツイッターで言っていたスペックを0~50に適当に換算しただけの簡易的なものなので、あまり参考にはしないで下さい。
各勢力の比較に使うぐらいで留めるのがいいと思います。
◆逆十字 - 柊聖十郎 - 元凶
「俺はお前が羨ましい。搾り出せよ。おまえは俺のために生まれたのだ」
攻性:B 守性:A 知略:A 結束:C 幸運:D
主人公である柊四四八の父親にして、逆十字の首領なる人物。
曰く、近くにいるだけで怖くなる、他人を憎悪するレベルで嫉妬している。
現状では外道だってことぐらいしか現状分かっていませんね(
元凶とは何を意味しているのか。
四四八たちを夢界に引き込んだ元凶という意味なのか、それとも……
邯鄲としては四四八の上位互換、十方隙なしの万能型です。
四四八の項には能力適正が変化する可能性があると書かれていますが、セージにもそれが当てはまるのかは不明。
夢の形をして逆十字、逆さ磔などと呼ばれていますが、大元は聖ペトロの磔刑が由来のようですね。
戦神館學園のビラには生贄や犠牲、殉教などと関係するみたいに書かれていますが、よく分かりません。
他者を羨むというのもどうも分かりませんね。
怪士の武術を真似てた点を見て、他者の模倣しか出来ないのかとか考えられますが、自分で違う気しかしないのでなんとも言えません。
明影がセージの人としての傷がそこにあると言ってますが、果たして。
曰く、凡俗。
明影だけでなく剛蔵も似たようなことを言っているセージの性質とはどんなものなんでしょうか。
◇五常・急の段
四四八がセージに殴りかかった時の心眼透視にこのような描写がありました。
セージが四四八の位階を序と称していたこともあり、五常・顕象の位階が序破急と続くと予想できます。
夢の複合が出来ない位階を序、二つ出来る位階を破、三つ出来る位階を急と考えればいいでしょうかね。
その場合、四つ以上の複合がどうなるのか、そもそも出来るのかという疑問が生じますが……
プロローグを見るに、四四八も少なくとも急の段までは到達しそうなことは予想できます。
◆神祇省 - 壇狩摩 - 首領
「たとえ仏や天魔じゃろうと、壇狩摩の裏は絶対取れん」
攻性:B 守性:A 知略:C 結束:C 幸運:A
すごい人気出そうな広島弁の人。現状お嬢と並んでとても好きです。
現状不明な点も多いですが、戦神館學園の創立に関係しているようです。
曰く盲打ち。
なんとなく司狼の既知感モードを彷彿とさせますが、作中トップクラスの幸運を味方につけている存在です。
邯鄲としては咒法の射と散、創法の界。
初めて見た時はエレ姉しか想像しませんでしたが、実際どんな戦い方をするんですかね。
必ず当たるいうんは、こういうことじゃ!(砲身創界
広島弁とか分かりませんごめんなさい。
自身をタタリ狩りと称しており、廃神が標的な組織であるように見えます。
そうなるとべんぼうが処刑対象なのはいいのですが、セージも処刑対象であったり、空亡が人任せだったりするのがよく分かりませんが。
廃神の階級付は彼ら神祇省によるもののようですね。
◇鬼面衆
狩摩の配下の三人衆。三人だけしかいないのかは現状不明です。
あえて声を今回付けなかったのはなにか意味があるのか、収録が間に合わなかっただけなのか……
暗記使いの夜叉。マッキースマイル徒手空拳の怪士。
隠形特化の泥眼。
鬼の末裔とのことですが、仮面の下はどんな顔なんですかね。
夜叉の仮面を剥がす選択肢をわざわざ入れたのは意味があるのかないのかも気になるところです。
◆鋼牙 - キーラ・ゲオルギエヴナ・グルジェワ - 獣姫
「だが、可愛いな。おいそれと私に触れられるとでも思っておるのか」
攻性:A 守性:B 知略:D 結束:A 幸運:E
謎という意味では別の方向性で最も謎なキーラ嬢。
どの陣営からも割と雑に扱われてる印象のせいか、現状とても空気です。
鈴子が日露戦争の関係性について触れていましたがどんな役回りになるのか。
邯鄲としては戟法の剛と楯法の活。
真シュライバーみたいな感じですかね。速度がどの程度かは分かりませんが。
正面からの攻撃力は空亡についで堂々の二位とのこと。
他に武力特化みたいな陣営もいないことから、この戦力を相手にどう戦うかが今作の中盤辺りの話になるのではないでしょうか。
正田卿の話によると最後まで残るようですが。
正田卿にリョナ標的として認定されてるので酷いことされるんじゃないですかね。
知略と幸運が陣営の中でも酷いですし(
◇ロシア帝国機甲獣化聯隊・ゲオルギィ
キーラの配下勢力でマシンガンぶっぱしてる印象しかない覆面部隊(
厨二病全開なせいか、銃器っていまいち強いイメージないんですよね。
ただ数だけなら相当多いようですし、空亡に正面からぶつけると中々残念なコトになりそうです。
◇ロルムス・レムス
キーラの配下の最大戦力。
二身一体のキメラで、咒法のロルムス、戟法のレムスと二面特化した人獣です。
やっぱりシュライバー、と言うか丁禮と爾子っぽい。
ロルムスの好き好きビームしか現状出てませんが、キーラを引っ張った状態でどんな戦い方をするんでしょうか。
◆貴族院辰宮 - 辰宮百合香 - 令嬢
「ようこそおいでくださいました。当辰宮家の娘、百合香でございます」
攻性:B 守性:B 知略:A 結束:A 幸運:C
なぜヒロインじゃないのかっていう第一印象なお嬢。
この人を前にすれば鈴子とかエセお嬢どころじゃない感じ。
夢界にまつわる真相に近いところにいるようです。
元々は第七層に居を構えていたようですが、空亡に追いやられて現在は第六層の住人。
何故、七層にいた時点で第八層まで降りてなかったのかなど、疑問はありますが……
邯鄲については不明。現状公式HPにもキャラページがありません。
第四話以降で戦神館陣営と多めに絡む教育係のようなポジションになりそうです。
ただ、正田卿をして怖いと言わしめるこのお嬢。
可愛い美人だとだけ思ってたら死にそうです。
晶にコブラツイストキメながら「あら、四四八殿、遅かったですわね」とか言ってるようなCGあっても驚かない。
◇幽雫宗冬
お嬢の配下にして貴族院辰宮の強力な戦力。
百合香の話からすると、幽雫くん一人を戦神館に派遣するだけで鋼牙と戦えるレベルになる程のようです。
明影にドMだのなんだとの煽られまくってますが、戦力は作中でも相当高いのではないでしょうか。
条件付けについては別の機会に触れますが、明影に一太刀入れられるだけの力の持ち主。
第二話で明影が泥眼に斬られてますが、これは効果あったんですかね。
明影の口調からして他にも主要な配下が二人いるようですね。
飛車角という名の一人という説もありますが……
そう言えば前回ボイス欄で予想立てたの見事に外されましたね。
最後の一人だと思った枠に幽雫くんが来てしまいました。
これはこれで辰宮の他の配下や、甘粕はどこにくるのかという疑問も出てきますがはてさて。
◆裏勾陣 - 百鬼空亡 - 廃神
「わいに血をくれええええェェェッ!」
攻性:AA 守性:AA 知略:E 結束:E 幸運:C
今作のバケモノ枠。一応男のようです。
現状の絶望感で言うなら、個人的には神咒の母禮と悪路の方が上ですが。
これ、どうやって倒すんですかね。と言うか、そもそも倒すような存在じゃない気もするんですよね。
邯鄲についてはお嬢同様に不明。
そもそも本体が人間なのか神なのか現実でも化け物なのかも不明です。
登場していきなり『かごめかごめ』や『おおえやま』を歌ったりして知性が無いように感じさせます。
本当に存在が龍なのかは分かりませんが、現状巨大すぎて眼だけしか登場してないような状況ですね。
勾陳とは土用の凶将で、京都の街を守護する龍なようですが、それと関係するのでしょうか。
狩摩についての話で風水などに触れていましたし、今回その手のネタが重要になってくるような気もしないでもないです。
◇くうぼうとそらなき
空亡とはなんぞやとググると大体二つ出てきます。
暦について、十干と十二支を組み合わせた時に生じる二支のくうぼう。
百鬼夜行の最後に出てきて、全てを飲み込む闇之太陰のそらなき。
どちらも空亡と言う字ですが、下の妖怪の方はそらなきと読むそうです。
本来これらは無関係な存在ですが、今回はどちらも関係してそうな気がします。
空亡の読みはくうぼうですし、セージは自然現象などと読んでますし、そもそも裏勾陣という陣営名。
その在り方については暦の空亡が近しいような感じがします。
しかし、能力的には百鬼夜行の方が当てはまります。
大量に発生する廃神は空亡から逃げようとしている有象無象で、空亡はそれを追い片っ端から捕まえて殺していく。
凶将陣、百鬼夜行とセージは言ってますし、この在り方はそらなきそのものでしょう。
元ネタについて詳しくは知らないので何とも言えませんが、現状この程度しか分かりません。
またこの空亡という妖怪、アマテラスとその分霊を滅尽滅相したとか言う逸話もあるとか。
本編で鶴ヶ岡八幡宮を瘴気で染め上げてるというのはこの辺の逸話が元になってるような気がします。
が、それは置いておきまして。
アマテラスとその分霊。何か引っかかりませんか?
そう、我らが曙光連合の皆さんです(
まあ流石に関係ないとは思うんですけどね(
ちょっと気になったので冗談九割くらいで書いときます。
第八層は太極座で、曙光の第七天を滅尽滅相した波旬並みの下衆が待ち構えてるとか、流石に無いですよねー(棒
◆べんぼう - 神野明影 - 蝉声
「Sancta Maria ora pro nobis」
攻性:C 守性:A 知略:A 結束:- 幸運:B
登場回数が一番多いのにも関わらず、他の勢力以上に謎しかない存在。
間違いなく今作のキーパーソンの一人であり、核心に近いところにいそうな人物。
ループものだとか、四四八の成れの果てだとか、素直に受け取るとそんな感じな神野明影な訳ですが、そんな単純なシナリオを組んでるとは思えないんですよね。
個人的にはむしろ栄光あたりが怪しいような気がしてるのですが……
グローリア、つまりGloriaとは栄光なわけでして、EIKOU!って叫んでるって思うとちょっと面白い(
邯鄲としては楯法の活と解法の崩に特化した存在。
公式HPにも書かれてるように、意味の分からない組み合わせな訳です。
それに加えて、彼自身の不死性のようなものは明らかに解法の透なので、解法については両面強いことが分かります。
神祇省で言うところの第八等廃神・蝿声厭魅。
日本で言う三大怨霊の内の二つ、菅原道真と崇徳天皇ですら五等、六等とのことですし、位階としては相当やばそうなラインです。
セージの台詞で平将門がスルーされたのもちょっと気になりますが……
本編の文章によると明影と空亡以外にも八等はいるようですが、どんな連中なんですかね。
◇甘粕大尉
唯一配下のいない勢力であるべんぼうですが、首領である神野明影自身が誰かの配下であるようなことが言われています。
幽雫くんや百合香さんの口から出た甘粕、甘粕大尉という人物が主なようですが……
素直に受け取るなら甘粕正彦大尉のことと思われるのですが、どうなんでしょうか。
ググったらすぐ分かることですが、この甘粕正彦なる人物、大正十二年に甘粕事件というものを起こしています。
詳しくはWikipediaなりを参照して欲しいですが、注目して欲しいのはこの事件、大杉栄と言う人物が殺害されています。
大杉栄。
大杉栄光。
……偶然なんでしょうか。分かりやすすぎて逆に怪しいのですが。
第一話の冒頭で栄光が自分の曽祖父について触れてるのも妙にこの辺と絡んでたりするのかどうか。
現状はプロローグで四四八くんとボコり合ってる人物であろうことくらいしか予想がつきません。
空亡を呼び出したのもこの人物らしいのですが果たして……
第七層、ハツォルについて触れる時もう少し気になるポイントをつつきます。
◇じゅすへる
じゅすへるがルシファーと言うのはググればやはり分かるのですが、問題は原典です。
よく分からないのですが、諸星大二郎さんの漫画作品、生命の木がヒットしますね。
隠れキリシタンについての物語で、旧約聖書を極東の国の地方民族が曲解している話、とも取れるようです。
これが大元のネタなのかは分かりませんが、ぱらいそなど今作にも出てきている単語があったりします。
セージの台詞を信じるなら、甘粕大尉はぱらいそ、楽園を得るために空亡を呼び出したようですが……
関係はないと思いますが、夢界の階層などの呼称は明影命名であるように描かれています。
実際、ギルガルやガザなどは旧約聖書の地名ですし。
逆十字や裏勾陣などの呼び方を付けたのも彼なのかは不明ですが、そもそもそういった呼び方がなぜ全勢力に浸透しているのかも不明ですね。
◆戦真館
「またこの朝に帰る――いいなッ!」
攻性:B 守性:B 知略:B 結束:A 幸運:B
言うまでもなく主人公勢力。
正田卿作で今までに無いくらい絵に描いたような主人公たち。なんだこいつら眩しい(
ステータスも隙がなく、貴族院辰宮と似たような形となっています。
幸運はBでいわゆる主人公補正レベルのLUC値らしいです。
とは言え、そもそも神祇省がAな時点でお察しなのですが。
邯鄲については各キャラの項を参照に、と言う感じですが、四四八を中心としたバランス型のチームとなっています。
戟法の敦士、楯法の晶、射法の歩美、解法の栄光、創法の水希と鈴子、そして四四八。
各方面に特化したような存在がまんべんなく集まっているような印象です。
水希や夢界についての謎の気概を胸に、夢界へ挑むことを決意した千信館の面々。
まずは第四層、ギルガル。
戦真館の成り立ちの時代に降り立ち、辰宮の保護を受けながら色々学んでいくことから次の話が始まりそうです。
◆あとがき
とりあえずこんなところでしょうか。
謎しかないので気になったところをちょいちょいつつきつつまとめました。
理解の参考になれば幸いです。
なんかもう二話と三話の感想を書くモチベがいまいち残っていませんが、気になっているポイントはまだいくつかあるので書く気になればまた更新します。
よろしければ、気長にお待ちいただければと思います。
COMMENT
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カプコンのゲーム「大神」のストーリーのなかでのお話なんですよね。天照大神が白いわんこになって冒険するゲーム
妖怪としての空亡はこのゲームで生まれた創作キャラクターなので、現実の逸話は存在してなかったり。
大神のラスボス「常闇ノ皇(空亡)」のアイデア元になった百鬼夜行と干支の空亡についての話があって、それと八命陣がオマージュしている「帝都物語」がどっちも荒俣宏の作品ということで、今作に百鬼空亡が登場することになったんでしょうね。
勾陳とか台詞の真言とか、空亡の他にもいろんな元ネタを臭わせるワードがちりばめてありますね…!