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Dies iraeについて その3 - 後編

その3 ~座の機構と歴史~ Ver1.10 後編

結局Diesと神咒の関係がよく分からない、そもそも座って何よ、そんなあなたにお送りしたいゆな日記。
どうもこんにちは、第3回、獣の爪牙にして無間神無月の住人あずなさんによる誰得Dies世界観講座です。
前回上げた記事は少々、と言うか自分でも死にたくなるくらい適当なものだったので今回書き直させていただきます。

二万字超という頭おかしい文量になってしまったので半分に分けた、その後編です。
こちらでは第四天から第七天までとDiesや神咒の設定、観測者について触れています。
前編より長くなっていますが、お付き合い頂ければ幸いです。
前編のみ、後編のみでもいいので、何か気になったことなどあればコメントを頂けると嬉しいです。
と言うか、私自身網羅し切れてるのか怪しい部分が大きいので……
更新日は13/2/10です。

◇"座"の歴史 - 第四天とDies irae
○第四天・水銀の蛇「永劫回帰」
第四天
ああ、嫌だ。認めない。このような終わりなど許せない

第ニ天、第三天が共に前代の太極に対する化外であるのに対し、異なる宇宙から飛来した異物の太極。
ただただ飽いていた、己を焼き焦がす未知をこそよこせ。
己が法則による既知感に囚われていた彼が、黄昏の砂浜で至高の魂と出会ったことで、一つの恐怖劇が回り出す。
元となった渇望は「自分の望む結末以外は認めない」、現れた理は「自らが望む結末以外になった時に万象悉くをやり直す回帰の宇宙」。
言うまでもなくメルクリウスその人であり、Dies iraeの世界を支配する理です。

その太極が死ぬ時に、メルクリウスは太極に至って回帰の理が始まるという、なんともよく分からない第四天。
そう言ったよく分からなさこそが水銀の治世が非常に長い間持続したことに繋がったのではないのでしょうか。
DiesAaで言われているように、天体の運行すら支配して万象の運命を管理する占星の神がメルクリウスの真実であるようです。
流星群に超新星爆発、はたまた暗黒天体創造と、宇宙を操作するその技がその辺りを物語っていますね。

サタナイルの項でも書きましたが、第三天以外の宇宙で発生した神格であるメルクリウス。
彼は単一宇宙にしか干渉できなかった座の機構を大きく改造し、多元宇宙、現在過去未来の時間軸に干渉できるようにしています。
それが彼の趣味なのか、それとも改造しなければ永劫回帰の法を収めることが出来なかったのかは不明です。
そんな大改造劇的ビフォーアフターの結果、第一天から第三天の理と折り合いが悪くなり、波旬のように歴代の理の記憶を使用することが不可能となっています。
こういった設定はあまり詳しく語られていないので、私の中でも誤解があったりするかもしれませんが、ご容赦ください。

作中で司狼やラインハルトが感じている既知感はまさにその通りで、彼らは何度も同じ瞬間、同じ人生を繰り返している。
メルクリウスが認める結末というのが、覇道太極に至ったマリィによって斬首されること、それ一つのみ。
そんな彼が既知感に満ちた回帰の世界で唯一繰り返したいと望んでいるのがマリィと出会ったその瞬間で、その瞬間を事前に知っているなど無粋の極みと言うことで、回帰の理の下にあっても前の繰り返しの記憶はその瞬間になるまで蘇らないようになっています。
司狼やラインハルトが既知感を感じているのは、彼らが永劫回帰を破壊する自滅因子であるからに他ならず、その他蓮やマキナなどごく一部が限定的な状況で既知感を感じ取っています。
Dies07の公式HPでシュピーネさんが既知感感じてるとかなにそれ。


螢アフター
Diesの各ヒロインルートには明確な時間軸が存在し、
 香純 or 櫻井 → マリィ → 玲愛先輩
となっております。Diesのルート制限がこのようになっているのもそんな理由からですね。

ここではDies本編の裏設定のようなもの、螢アフターについてまとめていきます。
本編の櫻井ルートラストで次の戦いが示唆されていましたが、設定的にはやはりあそこで第二の黄金錬成が始まっていたようです。
明かされている設定としては、
 ・舞台はロシア。修学旅行で来ていた香純の娘をゾーネンキントとして黄金錬成が始まる。
 ・蓮は死想清浄・諧謔で流出に至り、メルクリウスを殺し得る領域に至る。
 ・ラインハルト、メルクリウス、蓮の三つ巴となり、黄金>水銀>諧謔>黄金という文字通りの三竦みに。
 ・最終的にはメルクリウスがちゃぶ台返しを行い、全てを永劫回帰で押し流す。
となっております。
これらの情報はDies完全版のカップリング投票のコメント欄に書いてあったりするので、そちらも参照してみてください。
入れ替わった白騎士、遊佐司狼=ゲオルギウス、そう言った第二のモルゲンデンメルングを経た新たな黄金錬成。非常に気になる代物でDiesAaに収録されることが期待されていましたが結局それもなく、Diesも流石に打ち止めでしょうしもう日の目を見ることはないでしょう。

また、マキナが先輩ルートの終盤で「俺はどうも、いつかのおまえに決定的なことを言ったらしい。今回、その結果が現れようとしているのだ」と言っていますが、これは螢ルートで「黄金と水銀が同じ方向を向いている限り倒せない」と言っていたあれですね。
黒円卓の同士討ちを演出したのは玲愛先輩ですが、それが図らずもマキナの助言をなぞる形となったのでしょう。
これは同時に、マリィルート、そして先輩ルートが螢ルートとも地続きであることw意味しています。

最後に、香純アフターについての情報はほとんど存在していません。
蓮のグラズヘイム堕ちが確定しているので、蓮と香純か、あるいはその子、孫かは分かりませんが戦いに巻き込まれるのは少なくとも確定ですね。
また、玲愛先輩がゾーネンキントとしての力でシュライバーをニブルヘイムからアルフヘイムへ引き上げ渇望を反転、死世界・凶獣変生を使用不能にする、などが語られています。



◇"座"の歴史 - 第五天とDiesアフター
○第五天・黄昏の女神「輪廻転生」
第五天
抱きしめたい。包みたい。愛しい万象、我は永遠に見守ろう

水銀の蛇が至高と断じる女神であり、歴代で最も優しい理の太極。
マリィことマルグリット・ブルイユであり、蓮に与えられた至高の女神です。
元になった渇望は「全てを抱きしめたい」、現れた理は「いつか幸せになってと、女神が抱きしめ続ける宇宙」。

触れれば首を跳ねてしまう強固な呪いが宿っていた彼女は、無意識の領域で誰かと触れ合いたいと願っていました。
メルクリウスは彼女と出会ったその瞬間にそれを気づき、同時に自分の後を任せられるのは彼女だけだと確信したわけですね。
「カリオストロのドキドキ女神観察日記」? え、なにそれ?
生まれながらの求道太極であるマリィ、彼女を覇道に変化させようとするのがメルクリウスの歌劇であり、Dies iraeの物語です。

覇道に転じたマリィの祈りは覇道太極の中でも非常に特殊なもので、他を従えさせようとする性質を帯びていません。
理としては、死んだ魂は再び別の人間として生まれ変わり、女神の抱擁のもと幸せになるまで何度でも生きていくというものです。
ただひたすらに愛し、慈しむ慈愛の女神、他者を害する概念を持たない太極。
メルクリウス、ラインハルト、蓮はもちろん、覇吐や竜胆、夜行にも至高の太極だと言わせるほど。
その中でも特筆すべき性質は覇道神ですら抱きしめるという能力でしょう。

Dies中ではあまり詳しく描かれていませんでしたが、本来共存できない覇道太極を共存させる能力をマリィは持っています。
それは覇道神だろうとなんだろうと、万象あらゆるものを抱きしめる彼女の祈りのもたらした例外中の例外。
そのため、マリィアフターで蓮やメルクリウス、ラインハルトが神格のまま存在できているわけですね。
神咒VFBでは覇道神連合と表現されている覇道神の共存。この場でも覇道神連合と呼んでいきます。
歴代の座の記憶を使う能力の究極系とされています。マリィが使おうと思えば、歴代の覇道神の力を寸分違わぬ再現度で使うことが出来るのでしょう。



黄昏防衛戦 - マリィルートと玲愛ルートの繋がり
Wikipediaの神咒のページに載っているので知っている方も多いと思いますが、マリィアフターのIFが神咒となっています。
IFと言うのは、Diesの正史ではマリィアフターから地続きで玲愛ルートに繋がっているからです。
とは言え、座の歴史という意味では神咒が正史となっているため、神様シリーズ全体で見れば玲愛ルートの方がIFとなるのでしょうか。

マリィアフターにおける黄昏の治世はおおよそ一万年弱。
波旬が胎動するその時点ではパラロスと同規模のテクノロジーが出来上がっていたようですね。
波旬の来歴については神咒の項でまとめますが、マリィに挑んできた波旬を迎撃するのがいわゆる黄昏防衛戦です。
黄昏防衛戦
百鬼夜行篇で語られていますが、座にいるマリィと蓮、メルクリウス、ラインハルトが波旬を迎え撃ちます。
この黄昏防衛戦で覇道神連合が負けたのが神咒であり、相打ちとなったのが玲愛先輩ルートです。
ここでは相打ちとなった経緯を少しまとめましょう。

相討ちと言っても覇道神連合が全滅したわけではなく、黄昏刹那黄金が死に、水銀が生き残った形となっています。
無量大数の魂を誇る波旬を相手に相討ちに持っていくのなんて不可能のように思えますが、そのための条件が神咒VFBで書かれています。
最低条件としては
 黄昏の覇道神共存能力が波旬に破壊されないこと
 波旬が畸形嚢腫を持っていることに気づくこと
が挙げられています。

神咒では波旬の初撃で覇道神共存能力が破壊され、無間と永劫回帰と修羅道が全力を出すことが出来ていません。
この条件下では決して波旬に勝てないのでしょう。
第二条件の畸形嚢腫に気が付くということですが、波旬の強さの根幹はこの畸形嚢腫にあるため、逆に言えば畸形嚢腫さえなければ波旬の力も並の神格レベルに落ちるということです。
神咒で覇吐が波旬を倒せたのもこの理由によるところが大きいです。
望まれない子供と言う意味で、畸形に気づくとしたらラインハルトだそうです。
そうして波旬の畸形をマリィが抱きしめる(=転生させる)ことで波旬を大幅に弱体化させることで倒せます。
この間、蓮は全力で波旬を止めていなければならず、転生させることが出来たとしても刺し違える形になるようです。
こうして生き残るのはメルクリウスのみで、彼の渇望「こんな結末は認めない」が座につくことで再び回帰の理が流れ出します。
神咒で言われていたような、水銀が波旬の目を盗んで座につき直して回帰の法で押し流すという方法は、波旬が無傷な時点で成功する確率は天文学的数字なようです。

ちなみに、メルクリウスが再び座についたのは状況としては第六天扱いではなく、再臨・第四天扱いなようです。
この再臨・第四天において玲愛先輩ルートになっているわけです。
この時、座につき直したメルクリウスは意識しているのか無意識なのかは分かりませんが、波旬発生の可能性を悉く潰すように行動しているそうです。それによって誤差が発生し、蓮はマリィではなく先輩を選ぶことになります。

また、蓮に倒されたラインハルトがなぜそのまま生きてるのかという点は神咒VFBやDiesAaで語られていますね。
水銀の自滅因子である黄金は、水銀が生きている限り決して死なず、その神格を失うこともありません。
死なないとは言いましたが、人としては普通に輪廻の理に従い、生まれては死んでを繰り返しています。
黄昏防衛戦においては、親たる水銀の戦意に呼応して己の真実を取り戻し参戦しています。このとき、親の太極である時間軸を超越する回帰の理の恩恵を最大限に受けているのか、全盛時の600万の修羅の総軍を同時に取り戻しています。
逆に、黄昏に総軍を譲っている水銀は大分弱体化しています。



マリィアフターと玲愛アフター
第五天の治世が直接描かれているのは二つのシーンのみですね。
即ち、マリィアフターであるOmnia vincit Amor、そして玲愛先輩アフターであるNihil difficile amanti。
この二つは同じ第五天でありながら、各キャラクターの転生後の居場所など全く違うものとなっていますが、それにもある程度理由が与えられています。

まずマリィアフター。
このルートで特筆するべきことはメルクリウスが殺されていないことですね。
マリィの覇道神共存能力あっての結末ですが、メルクリウスが入滅していないことで座の命にリセットがかかっていません。
つまり、2006年にラインハルトと戦ったその時点での世界を丸々引き継いで醍醐店が始まっている訳ですね。
孤児院の院長をしている香純の年齢を考えれば、おおよそ2050~2060年頃でしょうか。
転生後の年齢などが揃っていないのも、女神の采配が未熟というのもあるそうですが、あの日あの屋上で、再びあのメンバーが揃ったのは香純の尽力あってのことでしょう。
太陽の彼女が演出したあの陽だまりは、蓮にとって紛れもない至高の刹那でしょう。
と言うか、プレイヤーにとっても至高過ぎて、神咒CSで波旬が滅尽滅相するシーンまた見たら今度こそ憤死しそう。
このアフターの先、数千年規模で蓮とマリィがイチャラブ時空に飛んでいくのかは分かりませんが。
でも、覇道神として成長したマリィはその身体をロリィからアダルティまで自在に変化させられるようになるそうですね。

一方玲愛先輩アフター。
こちらは逆にメルクリウスは殺されているので、世界の開闢の時からやり直しが起っています。
世界の始まりがどこかというのはよく分かりませんが、メルクリウスを除く全キャラクターが、メルクリウスと出会わなかった人生を歩み直しています。例外があるとすればアンナで、彼女は魔女狩りの時代にそのまま獄中で死亡、そうして1945年のあの日、酒場での乾杯に参加するように転生しています。
アンナちゃんが言っていた「みんなより人生が一回分多い気がする」と言うのはこういう事情ですね。
この世界の後、マリィの治世は高度に発達した魔法文明へと成長していくそうで。
なんだそのこの世の楽土。至高の天はそこにあり。早く私を連れて行って。
そのまま持続すると座を生み出した当時の文明に追いついてしまいかねないため、やはり観測者が動き出すようです。

加えて、いずれのアフターにおいても司狼は観測者ではなくなっているため不能ではありません。
マリィアフターについては、エリーとやることやってるように書かれているので間違いないでしょう。神咒の宿儺が不能なのでどこかしらでその機能を失うことになるとは思うのですが。
と言うか、観測者の覚醒がその機能を失うことで、第六天の終焉が第二次東征の時期なので、宿儺の不能化はあの東征より近い過去でなければおかしいのですが、どうなんでしょうかね。無間の鎧で守られた宿儺には夜刀以外には傷を付けられないはずですが……
また、直接的な描写はないのですが、玲愛先輩アフターで勃たなくなったらどうしてくれるとか言ってるのできっと違うのでしょう。
逆に、マリィアフターにおいても蓮の自滅因子であるのかは分かりません。
やはり神咒では蓮の自滅因子となっているのですが、どうなんでしょう。
私の私見ですが、黄昏防衛戦時に蓮もまた回帰の法によってレギオンを取り戻す訳ですが、それは全盛期、つまりラインハルト戦の時のものであるはずなので、不能も自滅因子も、そのままそっくり引き継いでいるのではないでしょうか。
それはそれで、司狼は観測者として八千年近い年月を過ごすことになるのですが……



◇"座"の歴史 - 第六天と神咒神威神楽
第六天・波旬「大欲界天狗道」
波旬
俺はただ、一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外のものは要らない

歴代の座、歴代の覇道神の中で最凶最悪である唯我の理。
己以外を認めず、存在することすら許さないその渇望は滅尽滅相の宇宙として流れ出す。
元となった渇望は「己にへばりつく何者かを排除したい」、現れた理は「森羅万象滅尽滅相」。
神咒神威神楽の世界を支配する理で、言うまでもなくラスボスである波旬ことマーラ・パーピーヤスです。

この太極の下衆さ、屑さは神咒を通して語られているので、今更語ることはあまりないでしょう。
ここでは、神咒本編で語られなかったことを少し細くしていく形にしようと思います。
座の機構の項で座の役割が新たな生命を生み出し続けることとありましたが、第六天はその例外です。
己以外を認めない唯我の理は新たな生命が生まれることを決して認めません。
夜刀が言う命の連続性、代替わりの可能性が無いというのはこういった事情ですね。
覇吐が最後に波旬を倒せたのも、凶月兄妹が子供を作るという第六天の下にあっては絶対にあり得ない現象を成すことで第六天に亀裂を刻んでいたからこそであり、曙光連合にこそ名を連ねていませんが一番大きな仕事をしたのは彼らです。


神咒神威神楽の裏事情
では、神咒神威神楽はどういう事なのかといいますと、大きな理由として、穢土残留によって第六天が完成していない、ということが挙げられます。
宇宙全体から見れば芥子粒程度でしか無い穢土であっても異物は異物、滅尽滅相の法が支配するのを阻止しています。
第二の理由は、波旬の太極と夜刀の太極が八千年もの間鬩ぎ合いを続けていたことが原因で、神州全体が特異点と化していることです。
百鬼夜行篇で夜行が特異点を潜行していた際に、歴代の座の残滓が現れていましたが、それと同じ現象が神州全体に起きているわけです。
つまり、第六天以外の法則が入り混じった状態になっているわけです。
波旬に吸収されたエーレンブルグ兄妹やシュライバー、シュピーネさんが第六天に転生しているのはこういった理由からですね。

また、神咒の世界ではDiesに比べても太極保有者が多いのですが、これもまた波旬の影響です。
本来なら曙光曼荼羅の求道神はいずれも太極に至るだけの格は持ちあわせていません。
それを後押ししているのが波旬であり、その力が流れこむことで彼らは太極位にまで駆け上がっています。
状況としてはパラロスの無価値の炎や、Diesの終曲がこれに近いのでしょうか。
揃いも揃って求道神であることも、唯我の理の下というのが大きいのでしょう。
常世や宿儺、龍明が言っていたように、波旬の宇宙で覇道の魂が誕生するというのは本来有り得ません。



◇座の歴史 - 第七天と今後の作品について
第七天・曙光八百万「天照坐皇大御神」
第七天

波旬を倒し、その後に座についた八百万の太極。
その正体は波旬に寄生していた畸形嚢腫。
元来、生きたい、そして外に出たい、という渇望を抱えていた彼が新たな覇道神として新生したのが第七天の太極。
誤解も多いかと思いますが、第七天で座についているのは覇吐でも竜胆でもありません。
文字通り、彼らが覇を吐いて生み出した太極である天照が第七天の覇道神です。
詳しくは次の項でまとめます。

波旬戦後のエピローグで語られていますが、歴代の座の記憶を再現しているのが八百万の理。
つまり、八百万それ自体の理というのは無いわけですね。
天照の元には覇吐、竜胆、宗次郎、紫織、夜行、龍水が連なっており、ラインハルトや蓮のような軍勢変生ではありませんが、天照の太極を守る曙光連合が結成されています。彼らが全員求道神であるからこそできることですね。
とは言っても、死後裁判を行なっている夜行以外には特に役割があるわけではありません。


畸形嚢腫の設定
神咒の共通や最終決戦の時には竜胆がいかにも覇道太極の魂であるかのように描写されていますが、最終的には竜胆も覇吐も求道太極となっています。
これらの設定は神咒VFBで詳細にまとめられていますので、是非そちらをお読みください。
簡単にまとめますと、
 ・覇吐、竜胆、そして畸形嚢腫は原初の神の生産神カミムスビ、征服神タカミムスビ、至高神アメノミカヌシであった。
 ・彼らは天地創造してすぐ消えてしまう存在であり、神咒的には破滅の属性を帯びている。
 ・覇吐、竜胆は人として成長することで伊邪那岐、伊邪那美として新生。
 ・太極に至った覇吐と竜胆が、畸形嚢腫を新たな生命、天照として流出させる。
といった流れですね。最初のカミムスビやタカミムスビは別天津神、造化三神と言うそうです。

もともと竜胆は覇道の気質を持っており、それは東征軍への影響を見ればわかると思います。
そんな竜胆は天照を生み出した時点で覇道神の資格を失い、求道神へと変化しています。
この時の竜胆の渇望は「化外を生まない」「皆と生きる」であるそうで、そういった点が八百万の理に現れているのでしょう。

また、元来畸形が持っていた畸形曼荼羅についても少々。
覇吐、竜胆、宗次郎、紫織、龍水の中伝の等級が畸形曼荼羅となっています。
これは、不和之関で一度死んだ覇吐が座の畸形嚢腫、そしてその畸形曼荼羅に接触したことで現れたものです。
その畸形曼荼羅は覇吐の自滅因子である竜胆にすぐさま移り、彼女の覇道によって益荒男にも伝播していきます。
これはそのまま波旬にとっての畸形であり、第六天にとっての化外そのもの。
畸形の属性が強まれば、それは第六天にとって浮き彫りになるに等しく、波旬に見つかりやすくなると言うことです。


今後の神様シリーズ
正田卿は現時点ではもう神様シリーズを作ることはないと言っています。
その言葉に変更が無ければ、神咒CSが発売されて、それで最後ということになります。

神咒VFB上では第八天、第九天についてもほんの少し触れられていますね。
代替わりの重要性を知っている曙光連合は、新たな覇道太極が生まれ、それが次代を託すに相応しいと判断したら平和的譲渡で座を去るそうです。
この時、座の壊し方を教授していくそうですね。
その太極も理も、詳しいことは全くの不明ですがその第八天が次のヒロインになるそうです。
そして誕生するのが主人公たる第九天。
しかし、マリィが去った世にあっては覇道神が共存することは絶対に不可能。第八天、第九天も例外ではなく、互いに喰い合うしか道はありません。
そんな二人が座というシステムを破壊しようとする……のが、神様シリーズ最終作の構想であるそうです。

とは言いつつも、前述したように神様シリーズはもう作らないそうなので、この作品が日の目を見るかは本当に不明です。
次回作は神様シリーズと関係ないものだそうなので、出るとしたらその次か、あるいはまたその次か……
現時点ではこの作品を望む声が大きいようなので、可能性としてはまだあるのではないでしょうか。



◇座の歴史 - 在任期間と太極の強さ
ここまでまとめてきたのが、現時点での歴代の全ての太極座です。
ラインハルトや蓮についてはDiesで十分語られているのでいいでしょう。
歴代の座の在任期間や、存在した太極の強さも神咒VFBでまとめられているので、それについて触れていきたいと思います。

まずは在任期間について。
 水銀 > 初代 > 明星 > 黄昏 > 波旬 > 第二
天照は今まさに座についてるので現状としてはこのような感じらしいです。
圧倒的なのがやはりメルクリウスで、一度の回帰が三万~四万年で、それを那由他の回数だけ回帰しています。
堕天奈落が五千年程度だとして、波旬が七千~八千、マリィが一万年弱、サタナイルと二元論が二万~三万年です。
波旬は別枠としても、確かに覇吐が言うように自由形は短命となっていますね。


そして、太極の強さについて。
神咒VFBで細かく、全盛時の強さを比較していきます。

 波旬 > 夜刀 > 水銀 = 黄金(対水銀)> 黄昏  = 天照 > 明星 = 黄金(通常)= 蓮
 > 第二 > 第一 > 覇吐 = 竜胆 = 夜行 > 紫織 = 宗次郎 > 龍水

神咒の等級ではパラメーターは七十がカンストとなっていますが、実際の夜刀は全パラメーターが百で、水銀は九十程度だそうです。
また、畸形嚢腫がいなかった場合の波旬は水銀と同程度らしいです。
この水銀が総軍のいる水銀なのかどうかは不明なのですが、いずれにせよ太極の中でも非常に強い部類に入ります。



◆観測者について
神咒の創生篇で僅かながらに語られていた観測者について、最後にまとめたいと思います。

神座システムを巡った大戦争において、第一天となる女とともに戦った男、それがナラカと呼ばれる存在です。
戦いを通じて恋人どうしとなった彼らですが、第一天が座についた時、ナラカは同時に座の中枢に入り込み、座のシステムそのものと融合を果たします。彼が太極位の格を持っているのかは分かりませんが、そういった状況にあるのがナラカです。
この時、ナラカが発生させたプログラムが、
「このシステムは永劫に残す。俺はそれを守る。ゆえに今後、総ての興亡期に俺の分身を送り出せ。ただし、俺にとって女はあいつだけでいい」
というものです。これがいわゆる観測者というものです。
作中で登場したのがジューダス、司狼、宿儺であり、即ちCVルネッサンス山田です。
こういったプログラムを発生させた動機は彼なりの愛……らしいです。
座の終焉とはつまり第一天たる女の戦いを無かったことにすることだと考え、それを絶対に回避しようとすると言うことですね。


この観測者の因子を持つ存在は座の興亡期だけでなくいつの時代にも存在しています。
観測者として覚醒するのが、彼らがその生殖機能を失う時。つまりただのルネ山ボイスなら問題ないけど、インポのルネ山が出たら座がやばいということらしいです。
どの観測者もナラカの存在に気付いていませんでしたが、あくまで彼らの行動は無意識のもので、蓮やラインハルト、覇吐や竜胆たち以上に、神の操り人形となっています。その意思、感情、渇望でさえも、ナラカの都合のいいように操られたものでしかありません。


◇観測者の役割
座の機構の項で書きましたが、状況によって座というシステムや、宇宙全体が滅んでしまいます。
ナラカの意思を反映する観測者の役割はこれらを防ぐことに集約されます。
つまり、
 ・求道神が覇道神を倒すことを起こさせない
 ・座の代替わりを行わせ、世界の文明が座のテクノロジーに追いつかないようにする
と言うことですね。

ジューダス、司狼、宿儺、いずれも覇道太極と覇道太極が衝突するように無意識ながらにも行動しています。
主役にならない彼ら自身が覇道太極になることはありませんが、他の太極保有者に強い影響を与えます。
メルクリウスや覇吐が「理想的な代替わりが必要」と考えているのも、実は観測者の影響が強いんだとか。

後者についてですが、これは文明が座を生み出した当時と同規模にまで成長すると、座というシステムを解析されて取って代わるものが現れたり、破壊されてしまうからですね。
座が作り出されたのは星間戦争レベルのテクノロジーの時代ですが、座の在任期間が数万年規模だということを考えれば、放っておけばそのレベルにたどり着くのも納得できると思います。
永劫戦い続ける第一天や、文明の成熟と廃退が繰り返されるような第二天、万象管理されている故に進歩が緩やかすぎる第三天、座の果てには自滅因子との喰い合いで総てがリセットされる第四天ではなかなかそのレベルには辿り着かないようですが、第五天はその限りではありません。
マリィの治世は古き良き文明を残しつつ、SFチックなテクノロジーが当然のように跋扈する高度文明にまで成長していたそうですから、放っておけば間違い無く座のテクノロジーに追いついたでしょう。
そうして観測者の干渉が入り、マリィアフターでは波旬が発生、玲愛先輩アフターでも覇道太極が生み出されるようです。

波旬に対する観測者の干渉というのは、創生篇で語られていた波旬を祀っていた邪教集団を弾圧する集団があったということです。このメンバーの一人が観測者だったようですね。
結果として、地下の底に即身仏として幽閉された波旬が刺激され、黄昏を排除しようと胎動を開始します。


◇観測者と覇道太極
座の興亡期に現れる観測者。
設定としては流石に後付けなのか、いくつか疑問が残る点もあります。
第五天の項で書いたこともその一つで、また香純ルートと櫻井ルートもそうです。
司狼はDies開始時には既に観測者として覚醒しているため、香澄や櫻井ルートでも変わらず観測者のままです。
それでも座の代替わりが起きていない辺り矛盾があるように思います。

また、Diesでもラインハルトとメルクリウスの相討ちと言う危険性は常にありますし、マリィではなく蓮が座に付いてしまう可能性もゼロでは無いです。神咒においても、夜刀が諦めてしまえばそれで世界が滅亡してしまいます。
ナラカがそれら総てを管理していると言われればそれまでですが。

座というシステムそのものであるナラカと、そこに収まる覇道神の関係は、ハードウェアとソフトウェアのようなもの。
存在の格としては歴代の覇道神総てを上回っています。
波旬ですら座というシステムに逆らえなかったことからもそれが分かります。
とは言え、直接的な戦闘力が波旬よりも強いのかというと、そういう訳じゃないようですね。
ただ、相当にタチが悪い存在らしいです。メルクリウスや波旬も彼の手のひらの上だと考えると相当でしょう。



あとがき
すべて書き直したら元々の倍近い文量になりました。
え、と言うか二万字とか前後編とかなにこれ、こんな未知いらねえ(CV先割れスプーン
見やすくするために書き直したら余計とっつきづらくなるというこの自己矛盾。
これも座の意思か……

今度こそ、神様シリーズについては一旦打ち止めにしたいと思います。
ゆな日記って名前だし、日記的ななにかを書きたいところです。
ここまでお付き合い頂いた皆々様、本当にありがとうございました。私は皆さんを愛しています。
それでは、歌劇はここに幕を引き、再演時をしばし待ちましょう。
……無間のバレンタインとかあれば、割とすぐ開演しそうな気もしますが。

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COMMENT

すみません、だいぶ前に書いていただいた記事を今更ながらに発見しているせいでコメントを見てもらえるかわかりませんが質問があります
よくkkkのOPに波洵が胎蔵界曼荼羅の中央に座していますがこの時点ですでに左上に畸形嚢腫が座しているようですが、座にいるのに波洵は畸形嚢腫に気付いてないんですか?
そして波洵は畸形曼荼羅を座の理に則って使える訳ではないんですか?
第一から第三までは座に至ったのが一人ずつですが、第四天からは複数なっています。永劫回帰・修羅道至高天は第四、輪廻転成・無間大紅蓮地獄は第五、大欲界天狗道・畸形曼荼羅の何かは第六という形でよろしいのでしょうか?
そして実質二人で一つの座に至った天照坐皇大御神は二人で第七天でよろしいのでしょうか?
時間がありましたら、お答えして頂けると嬉しいです(今書いてる小説の…!)

Re:

コメントありがとうございます。
地味に初コメントなので嬉しいです。

まず波旬が畸形に気付いているかということですが、作中でも述べられていましたが気づいていません。
波旬が、自分にへばりついた何か=畸形をマリィと誤解したのが全ての始まりな訳ですが、マリィから座を奪った時点で波旬の内部に宇宙の全魂が満ちてしまい、元々自分にへばりついていた畸形を見失ってしまっています。

次に、畸形曼荼羅の能力を使えるかということですが、正田卿の公式解説があったわけではないので推測ではありますが使えないと思います。
前提として、畸形曼荼羅は第六天の力が流れ込んでいるだけであって太極位ではありませんし、そもそもからして覇道ではないので太極の記憶が座にある、ということもありません。
主人公たちの中伝が畸形曼荼羅になっているのは、畸形曼荼羅に接触した覇吐と繋がった竜胆がまず畸形に染まり、竜胆の覇道によってそれが他の仲間に伝染しているだけであって、畸形曼荼羅そのものに覇道の性質はありません。
まあ、波旬は歴代の座の力を使っていると言うよりも糞を投げつけているだけなので、力を使うと言うのも少し違うかもしれませんね。

そして、座に至った人数ですが、修羅道と無間は座には至っていません。
あくまで座にラインハルトと蓮の太極の残滓が記憶として残っているだけであって、あくまで第四天は永劫回帰、第五天は輪廻転生です。
ただ、ラインハルトはメルクリウスの自滅因子、蓮はマリィの比翼であるため、それぞれ第四天、第五天に属しているように位置づけられています。
畸形については前述したようにそもそも太極ではないので、第六天の時点では座につきようがありません。

最後に第七天についてですが、記事の第七天の部分を読んでいただきたいのですが、覇吐も竜胆も第七天の太極ではありません。
波旬を打倒したのは彼らですが、第七天の理を流出させているのは彼らの親であり子でもある、畸形嚢腫の転生体、天照坐皇大御神です。
覇吐と竜胆の二人で新たな覇道太極を生み出したという点ではそうですが、彼らは共に求道太極であるため座にはつけません。
そういう意味では宗次郎や紫織など、他の求道太極と扱いは同じですね。
座にいるのは畸形の転生体で、その下に凶月兄妹を除いた六人がいるとお考えください。
神咒の等級、覇吐と竜胆の奥伝に詳しく書かれているのでそちらもご参照ください。


ざっとまとめましたがこんな感じでしょうか。
間違っている部分もひょっとしたらあるかもしれませんので、神咒等級やVBFなどもご参照を。
他にもなにかあればコメントを頂ければお答えできるかもしれません。

コメントもとい質問の返信ありがとうございます! 何気…というかほとんど総てに言えますが特に覇吐と竜胆は存在自体が神様の化身みたいなものですね、畸形は親であり子である…巡り巡ってますね
しかし別に座でも太極でもないのに曼荼羅に座っている畸形とそれに気付かない波洵もちぐはぐですね(^_^;

つまり蓮とラインハルトが座ではない、ということは覇道流出≠座なわけですね

現状では二元論、堕天奈落、天道悲想天、永劫回帰、輪廻転生、大欲界天狗道、天照坐皇大御神が座の天の名前で永劫回帰に修羅道至高天、輪廻転生に無間大紅蓮地獄が対として残ってるみたいな感じなんですね
しかし…結局波洵を中心にしてるあの絵の曼荼羅は何の意味だったのか…

パラロスのナハトなど、観測者でもないのに座の記録にある座に至っていない者達の異能の使用というのも、なんだか難しい(汗)

こんな俺得な記事を書いて下さりありがとうございます!m(__)m

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